カーワン日本、トンガ攻略法に自信/W杯 (2/2ページ)

2011.9.21 05:01
 同じ2戦2敗と、後がないトンガとの戦いだが、恐れるものはない。NZとの開幕戦、惜敗したカナダ戦と、司令塔のSOを代えてきたトンガは、日本戦には開幕戦のSOモラスを起用。7月のパシフィックネーションズ杯でも先発したモラスについて、日本代表の太田治GMは「2人のSOとも、しっかり分析済み。モラスは堅いゲームメークをしてくる。日本にはやりやすい相手」と余裕の笑みをこぼした。

 個人技で攻めてくるモアではなく、NZ生まれながら豪州でプレーするSOモラスの先発を、ジャパンは待っていた。個々のパワーでは日本を上回るトンガだが、モラスの持ち味は、キックで陣地をとり、組織的な攻撃の組み立て。トンガ伝統のパワーを十分に生かせない可能性があるだけに、トンガの“個”を組織力で食い止めるのが勝利のシナリオだ。

 NO・8菊谷崇主将(31)は「トンガは個々の強さが強み。勝つのは簡単じゃないが、モアは自分でガンガン攻めるタイプだが、モラスならキックを軸に攻めてくるはず」と、すでに勝利をイメージする。

 他チームの勝ち点、得失点差次第では、わずかに2位入りの可能性も残す日本だが、2敗した時点でターゲットは残り2戦2勝。1次リーグ3位になれば、次回大会の予選免除となるだけに、トンガ戦勝利は絶対に譲れない。

(紙面から)

http://www.sanspo.com/rugby/news/110921/rgd1109210503005-n2.htm

前の2戦はある意味予想通りの結果。真の天王山はトンガ戦だが・・・。