香川、マンU伝統的背番号“7”継承か(2/2ページ)




日本代表合宿ではつらつと動いた香川。マンUがクラブ伝説の背番号「7」を用意するという、破格の待遇が分かった【拡大】

 涼風吹くサッカー王国・静岡に、たくましさを増した23歳の姿があった。ブンデスリーガ2連覇&ドイツ杯優勝を手土産に凱旋したFW香川が決然と言い切った。

 「(ドイツで)自信がついたし、精神的な幅も出たと思う。だからといってスーパーなプレーじゃなく、チームの1人として結果を求めたい。派手な独りよがりのプレーではなく、いつも通りのプレーをしたい」

 6月の3連戦で開幕する最終予選の前哨戦・アゼルバイジャン戦へ、日本のエース番号「10番」を背負うアタッカーは、「いつも通り」の5文字に力を込めた。

 2月の3次予選・ウズベキスタン戦ではトップ下で初先発したが、0−1で完封負け。屈辱の予選2連敗を喫した。しかし「新しい10番の形を示したい」と周囲に決意を示す男は、今季ブンデスリーガで13得点を挙げた「いつも通り」の決定力を、今度こそ代表で証明する決意でいる。

 そんな思いを強固にする“オファー”も判明した。移籍決定が秒読みのマンUが、年俸6億円超での3年契約の条件に加え伝説的背番号「7」の継承を検討。同クラブのファーガソン監督が許可を出したというのだ。

 サッカーのエース番号といえば10。ただ、マンUでは元フランス代表FWカントナ、元イングランド代表MFベッカムポルトガル代表FWのC・ロナウドらの「7」こそ伝説の番号とされる。帰国前の14日夜に同監督と面会し「しっかり考えたい」と熟慮を続ける香川に対し、“赤い悪魔”と形容される伝統のユニホームの「7」は最後のひと押しといえる。

 現在の7番、元イングランド代表FWオーウェンが今季限りで退団することも決まり、障害もない。最終決定は本人の意思次第だが、帰国時に香川は「(ファーガソン監督から)いい言葉をいただきました」と話しており、思いをすでに伝えている可能性もある。

 騒ぎをよそに香川本人は練習後、「(移籍の話題は)代表期間中は…。(W杯予選)3試合に集中したい」とキッパリ。マンUの伝説的FWで現役員のボビー・チャールトン氏が入団を歓迎しているとの話にも、「そうですか」と無表情を貫いた。

 「試合勘、コンディション、内容。すべて次につなげる試合にしたい」

 金環日食が話題をさらった日本列島。次は香川が、輝く背中に恥じない結果で列島を歓喜に導く。(志田健)

★移籍交渉長期化も

 21日付独紙レビア・シュポルトは「香川は高くなる」の見出しで、ドルトムントバツケ社長が香川の移籍金を2000万ユーロ(約21億円)程度に引き上げたことを報じた。同社長は「資質、年齢を考えれば価値は明らか」と香川と同じ残り1年の契約でシャルケからバイエルンに移籍する際、移籍金2200万ユーロが発生したドイツ代表GKを例にあげて説明。マンUの提示額は9億円前後で、近日中にも決まるとみられた交渉が長引く可能性も出てきた。
http://www.sanspo.com/soccer/news/20120522/jap12052205070006-n2.html

これで移籍が破談になったら・・・